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アデレード - ペルシプラ戦プレビュー【ACL予備予選】

CASの裁定により突如行われる事になったアデレードとペルシプラのACL予備予選東地区決勝。
試合前日に両チームの簡単な紹介をしていきます。


【アデレード・ユナイテッド(オーストラリア)】
ACLでの戦績で言えば2008年に準優勝の経験があるアデレードが実績で上回っているものの、今期はリーグ戦9位と低迷中。何とか最下位とのゴールドコーストには勝利したが、チーム状態は良いとは言えないようだ。

12日のゴールドコースト戦でのスタメンはこちら

GK 1 ガレコビッチ
DF 6 カッシオ
DF 3 ブーガード
DF 14 ワトソン
MF 8 レフチェンコ
MF 2 マリク
MF 7 カラヴェーラ
MF 10 ヴィドシッチ
FW 11 ジテ
FW 9 ファンダイク
FW 17 ラムゼイ


アデレードの不調の理由はリーグ最多36失点の守備。コーンスウェイト、パンテリス、ドッドなどデフェンスラインを構成していた主力選手が一気に放出され、ベテランのカッシオ以外は移籍組の若手中心の編成で、連携不足・展開力不足は否めない。





攻撃陣はオランダ人のファンダイクが7得点と奮闘。しかし彼はプレーオフの帯同メンバーからは外れた模様。
彼に次いで5得点を挙げているのは、ブンデスリーガでのプレー経験がありW杯南アフリカ大会のメンバーにも選出されたヴィドシッチ。そして同じくオーストラリア代表のブルーノ・ジテ。特にジテは一人で局面を打開できる力を持っている。





【ペルシプラ・ジャヤプラ(インドネシア)】
ペルシプラはインドネシア代表で昨年のリーグ得点王&MVPのボアス・ソロッサと、スリウィジャヤ時代にACL出場経験のあるリベリア代表クランガルが攻撃陣を構成している。メンバーは生え抜きの選手や所属期間の長い選手が多く、連携の面ではアデレードより上。スーパーリーガでもスリウィジャヤに勝ち点差1で2位と好位置につけている。




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【ACL予備予選】ペルシプラを取り巻く状況

2月18日のAFCチャンピオンズリーグ予備予選プレーオフ決勝戦を控え、東地区で大きな動きがあった。

cas仲裁でインドネシアのクラブにaclプレーオフ出場権

ACLでは東西アジアの10カ国30クラブに直接出場権が与えられ、残りの2枠の出場権を賭けて予備予選が行われる。今期は西地区4カ国、東地区5カ国の代表クラブでプレーオフが予定されていたが、東地区は中国の遼寧宏運が棄権、AFCの規定違反によりインドネシアのペルシプラ・ジャヤプラが失格となり、対戦相手がいなくなったオーストラリアのアデレード・ユナイテッドがストレートでのACL本戦出場が決まった。

しかし、ここにきてペルシプラがプレーオフへの参加が認められ、アデレードはプレーオフの戦いに身を投じなければならなくなった。



【混沌とするインドネシア国内リーグ】
ペルシプラ・ジャヤプラの本国インドネシアでは
インドネシア・プレミアリーグ(IPL)とインドネシア・スーパーリーガ(ISL)の2つのリーグが混在する状況にある。インドネシアでは今まではISLがインドネシアサッカー協会(PSSI)に承認された唯一のトップリーグだったが、リーグ内での八百長事件や怠惰なクラブ運営などが顕在化し、2011年にリーガ・プレミア・インドネシア(LPI)という新リーグが発足。ISLの数クラブがLPIに移籍し、国内にトップリーグが2つ存在する状況となった。


2011年の時点でLPIは協会非承認のリーグだったが、2011-12シーズンからLPIはインドネシア・プレミアリーグ(IPL)と名称変更された後、PSSIからの承認を受け、正規のトップリーグと認められる事になる。

しかし、アレマ・インドネシアやスリウィジャヤなどの古参クラブはISLに所属しており、LPIも国内サッカーファンから諸手で歓迎されているわけでもなさそうだ。例えばアレマ・インドネシアはISLとIPLの両リーグにチームを参加させているが、現在はIPL所属のチームがさらに内部分裂し、同じ名前のクラブが3つ存在するという非常に混沌とした状況となっている。

インドネシアのサッカー情報に関しては、こちらのサイトで詳しい情報が掲載されている。 
インドネシアのサッカー情報(仮)


【CASへの訴えで逆転出場へ】
昨期のリーグ優勝したペルシプラはISLの所属のためPSSIに正規リーグの代表クラブとは認められず、ACLへの出場権が剥奪されていた。しかしペルシプラはPSSIを相手取り、スポーツ仲裁裁判所(CAS)に訴えをおこした。CASの裁定によりAFCはペルシプラをインドネシアの代表クラブと認め、AFCのカレンダーには2月16日にアデレード-ペルシプラの対戦カードが組まれる事になった。

こうして逆転でプレーオフ出場を勝ち取ったペルシプラだが、状況は流動的で、プレーオフを制してもACL開幕まで本戦に出場できるかは微妙なようだ。



ここまで凄く長い解説になりましたが、ちょっと調べただけでもインドネシアサッカー界の混乱ぶりが見て取れます。構図としてはPSSIとクラブの対立から始まり、協会とクラブ内部でも内紛が起こるという泥仕合が展開されているみたいです。中東では政情不安、タイや日本では天災によるリーグ中断、そしてインドネシアでは協会の内部対立と、大混乱のアジアサッカー界の明日はあるのでしょうか・・・

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【あけましておめでとうございます】FIFAクラブワールドカップ2011雑感

昨年の暮れに行われたクラブワールドカップはバルセロナが圧倒的な強さを見せて優勝した。



ネイマール擁するサントスを圧倒したバルセロナと準決勝で戦ったのはACL王者のアルサッド。
初戦でアフリカ代表のエスペランサの猛攻を凌ぎながら、得意のカウンターで勝利した。世界一と評されるバルサの相手に守りからのカウンターを狙うのは誰もが予想していただろうが、彼等が選択したのはフォワードまでもがセンターラインから遥後方に位置する「超引きこもり戦術」だった。ボールをバルサに持たせて、11人の選手がバイタルにすし詰め状態でシュートをブロック。メッシらバルサ攻撃陣から4、5人がかりでボールを奪うと直ぐさま前方に走るワントップのニアンにロングボールを送る。

スペクタクル、ファンタジーなどとは正反対の超現実的なサッカーは、観客、視聴者を白けさせるも、確かに一縷の望みを感じさせる戦術ではあった。





しかし、アルサッドのバックパスの処理ミスにより、その望みはあっさりと潰える。
稚拙なプレーから失点をしたアルサッドは前に出ざるをえなくなり、バルサの容赦無い攻撃に晒され、0-4のスコアで大敗した。

こうしてアルサッドは観客にも、選手にとっても最悪の結果に終わってしまったが、この戦術を選択したフォサッティ監督、アルサッド選手は彼我の実力差を認めて泥臭く勝利を追求した。それは、玉砕覚悟で攻撃に出るよりも遥かに勇気のある選択だったと思う。アジアの代表としてバルサ相手に勝ちを狙ったアルサッドを、よく戦ったと労いたい。



・・・とは言ったものの、観客としてはあのサッカーは退屈もいいところでしたね。せめて前半だけでも無失点で乗り切って欲しかったなー。後半を流し見してたのは管理人だけではないだろう!!いや、チャンネルを変え(ryともあれ、これからもクラブワールドカップでの欧州、南米への挑戦は続きます。そして、その挑戦権を掛けた戦いでもあります、AFCチャンピオンズリーグが今年も始まります。

前回優勝のアルサッドは出場しないものの、クラブワールドカップ4位の柏レイソルを始めとしたACL初出場の中国の広州恒大、オーストラリアのブリスベン・ロアー、カタールのレクウィヤなどの新興勢力と、アルイテハド、セパハン、全北モータース、ガンバ大阪、名古屋グランパスなどの常連組がぶつかり合います。今年もACFサイトはアジアのクラブ情報をお送りしますので、どうぞよろしくお願いします。


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【日本】柏レイソルは世界を驚かせるか?【Jリーグ王者】

先日行われたFIFAクラブワールドカップで、アジア代表アルサッドがアフリカ代表エスペランスを敗って準決勝進出。開催国代表である柏レイソルも開幕戦でオセアニア代表のオークランドシティ、準々決勝で北中米代表のモンテレイをPK戦の末、辛くも勝利しました。この東西アジアのクラブが、いよいよ南米と欧州の王者とぶつかります。



【柏レイソル】
柏レイソルは、千葉県柏市に本拠地を置くクラブ。99、2000年にはリーグ優勝争いに絡むなど存在感を見せていたが、その後は低迷。今期は2度目の昇格を果たしたシーズンだった。開幕時の下馬評は高くなかったが、シーズンを通して安定した戦いを見せ常に首位を追走。ガンバ大阪、名古屋グランパスとの熾烈な首位争いの中11月に首位に立つと、何度も危機的な状況に立たされながらも勝ち点を落とす事無く見事優勝を勝ち取った。昇格初年での優勝は今期ではカタールのレクウィヤ、中国の広州恒大に続いて3クラブ目。

優勝の要因はレアンドロ・ドミンゲス、ジョルジ・ワグネルの強力なブラジル人コンビの力が大きいが、今年の柏の強さはシーズンを通して安定した戦い方ができている点である。シーズン途中には五輪代表の大津がドイツへ移籍するも、ユース出身の工藤、99〜2000年の黄金時代を経験しているベテランの北嶋らがチームの窮地を何度も救う活躍を見せた。また、42失点はリーグ5位と鉄壁ぶりを発揮。GK菅野、DF増島、近藤の守備陣が奮闘し、攻撃陣を援護する働きを見せた。



Jリーグでは粘り強い戦いで優勝した柏だが、その粘り強さはFIFAクラブワールドカップでも存分に発揮された。準々決勝、序盤はモンテレイに押し込まれる柏だが水際で何とか防ぎ前半を終える。

後半はなおも攻め続けるモンテレイの隙を突き、レアンドロ・ドミンゲスが技ありのボレーで先制点を上げる。しかし、わずか5分後にカウンターからチリ代表のスアソに同点弾を決められてしまう。同点後は両者とも足が止まり、延長戦も得点は動かずにPK戦へ。PK戦では菅野が2本のシュートを止める活躍を見せ、PKスコア4-3で見事勝利。初の国際大会でブラジルのサントスFCへの挑戦権を得た。


【サントスとの戦いは?】
恥ずかしながらサントスについてのスカウティングは殆ど行っていないのですが、ブラジル期待の星であるネイマールを始めエラーノやガンソなどの有名なブラジル代表が所属している強豪クラブです。クラブワールドカップでJクラブが南米王者と対戦するのは初めてですが、勝機があるとするば柏の少ないチャンスでものにできる決定力と、
最後まであきらめずに戦い続ける粘り強さを発揮する事ができれば、アジアクラブ初の決勝進出も見えてくるかもしれません。今の柏には何か起こしてくれる雰囲気がありますからね。



残念なのは右サイドバックの酒井が万全の状態ではない事。サントスへの移籍も噂される彼には準決勝でも活躍して欲しいです。

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【ACL】出場枠についての考察【2012】


さて、某国のメディアソースにより情報が錯綜していた来期ACLの国別出場枠についてですが、
AFC総会での協議の結果このように確定しました。

AFC公式(英語)

【ACL2012:東地区出場枠】
日本:4 
韓国:3 
中国:3 
オーストラリア:2 
タイ:1 
ウズベキスタン:1 
プレーオフ枠:2(プレーオフ参加枠:韓国1、中国1、オーストラリア1、タイ1、インドネシア1)

【ACL2012:西地区出場枠】
カタール:4 
サウジアラビア:3 
UAE:3 
ウズベキスタン:2 
イラン:2 
プレーオフ枠:2(プレーオフ出場枠:イラン2、サウジ1、ウズベク1、UAE1)


これまで何度か変更されてきたACLの出場枠ですが、枠の判断基準は大会での成績がまず指標になります。
それに加えて2009年以降、ACLの参加基準はクラブの大会成績の他に「リーグの運営の健全度」が重視されるようになりました。
例えば・・・

●スタジアムの収容人数
●平均観客動員数
●クラブがプロ化をしているか
●トップリーグのクラブ数
●昇降格制度の有無
●外国人枠の数
●治安の問題

などがあります。これらの面でAFCが定める基準を著しく満たせていない場合は、
たとえ大会で好成績を残していても出場枠の削減、または剥奪をされてしまいます。
2009年の改革以降、それまでACLに参加していたシリア、クウェート、イラク、ベトナムなどのリーグが
出場権を剥奪されています。

さて、今回の出場枠ですが、予想以上に大きな改変が行われました。


【4枠:日本、カタール】

日本のJリーグはアジアで最高水準の運営規模を誇り、AFC加盟諸国の手本となるリーグになっています。
ここ最近はノックアウトステージで結果を残せていませんが、現状維持は妥当でしょう。

アルサッドが優勝を果たしたカタールが2.5枠から一気に4枠へ。カタールは2020年のワールドカップ招致成功、スターズリーグもアルサッドのACL優勝など勢いのあるリーグですが、トップディビジョンのクラブ数が12、今期はアルサッドが優勝したものの毎年グループステージ敗退か、良くてベスト16止まりの成績で、果たして4枠も増やして良いのかという思いがあります。


【3.5枠:韓国、中国、UAE、サウジアラビア、ウズベキスタン】

かつては4枠を保持していた国が軒並みプレーオフ枠へ追いやられるという衝撃の事態。
UAEは大会での成績不振で数年前に3.5枠に削られています。中国は超級リーグがアジアでも多くの観客動員を誇り、膨大な人口とそれによるマーケット効果が期待されこれまでは4枠を与えられていました。
しかし、中国のクラブは日本、韓国勢の厚い壁に阻まれグループステージ突破もままならず、ついに枠を削減されることに。これについては中国の協会関係者も大分粘ったみたいですけどね。かの国のメディア情報にはまんまと踊らせてしまいましたよ;

韓国は昇降格制度無しのリーグ運営を指摘されたのか、はたまた八百長騒動によるペナルティなのか、観客動員数が少なすぎるのか・・・クラブはACLでは文句無しの成績を残しているだけに、リーグ運営のお粗末さが目立ちます。

サウジアラビアは・・・なんで削減されたの?国が半鎖国状態だから?よくわかりません。。

ウズベキスタンはこれまでの2枠から1.5枠の増設。ブニョドコルとパフタコールが毎年そこそこの成績を残していること、またAFCカップでのナサフの暴れっぷりを見るに、AFCカップでは持て余してしまうからACLに・・という流れでしょうか。代表チームもW杯出場に後一歩のところまで来ていますしね。ウズベキスタンは地理的状況から西地区と東地区の両面にクラブを派遣することになりました。日本勢との対戦が今から楽しみです。


【2.5枠:オーストラリア、イラン(プレーオフに2クラブ)】

オーストラリアはプレーオフへ新たにクラブを派遣する事に。クラブ数が減り、降格制度も無いAリーグの増設の理由は不明ですが、プレーオフでの均衡をとるためでしょうか。

イランは2枠も削減され、2クラブがプレーオフにまわされることに。イランは西地区ではリーグ評価も高い方なのでこの裁定は意外でした。セパハンの失格や、代表チームでの相次ぐ規約違反などの協会の不祥事を突かれた形なのでしょうか・・・。

【1.5枠:タイ】

タイは2008年以来の直接出場が認められました。リーグ運営、観客動員共にそこそこの評価な上AFCカップでも平均以上の成績を残しているので妥当な判断といえるでしょう。

【0.5枠:インドネシア】
インドネシアは依然リーグが分裂状態にあり、混迷を極めている状況。
一時は出場権剥奪かという声もあり、プレーオフ枠が残っただけでも奇跡でしょう。


今回の改変でイランや韓国などの強豪クラブがプレーオフへ流入した結果、それまでプレーオフへ参加していた
インドやAFCカップの上位クラブの参加枠が事実上廃止になってしまいました。最近のプレーオフを見ると、デンポなどのインドの強豪もUAEやカタールのクラブに手も足も出ず、AFCカップ勢は運営基準に引っかかりプレーオフにも参加できない状態が続いていました。それに追い打ちをかけるように今回の改変では下位ディビジョンの国にわずかに開かれていた門戸を閉ざしてしまう決定になってしまいました。AFCカップ勢のチーム力を判断すると仕方の無い事とも思いますが、せめてプレーオフ枠はもう少し何とかならないのかなとは思いますね。

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